診療情報を用いた調査研究に関するお知らせ

当院では診療情報を用いた下記の調査研究が行われています。個人識別が可能な情報は取り除かれ、個人の診療情報が遺漏されることありませんが、研究対象者又はその代理人の求めに応じて、研究対象者が識別される試料・情報の利用を停止することができます。当院管理課にお問い合わせください。

 

連絡先:〒982-8555 仙台市太白区鈎取本町2-11-11
独立行政法人国立病院機構仙台西多賀病院 事務部管理課
電話 022-245-2111(代表)FAX 022-243-2530(代表)

 

研究課題名:筋ジストロフィー患者における嚥下障害の研究

研究責任者の氏名:髙橋 俊明
研究の概要:筋ジストロフィー患者の嚥下障害の重症度およびその病態を明らかにし、嚥下障害の治療と、経口摂取期間の延長に貢献する目的で、平成26年10月以降に当院にて嚥下内視鏡検査または嚥下造影検査を実施した筋ジストロフィー患者の診療録の情報を用いて、年齢、病型、摂食状況、呼吸器使用状況、気管切開の有無、嚥下内視鏡検査所見、嚥下造影検査所見、嚥下スクリーニング検査(反復唾液嚥下テスト、水飲みテスト)など診療情報収集し統計学的分析を行います。
研究における個人情報の取り扱い:本研究は、当院脳神経内科医師と東北大学病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科医師により行われ、研究に用いるデータはすべて個人情報の推測が不可能な被験者番号にて識別し、研究責任者により厳重に管理されます。個人情報の他施設への提供はありません。研究成果の公開に際して個人識別可能な情報が用いられることはありません。

 

研究課題名:整形外科手術患者における心血管疾患に関する調査研究

研究責任者の氏名:苅部明彦
研究の概要: 当院の整形外科手術患者における心血管疾患の罹患様態を明らかにし、高齢者医療並びに周術期の医療安全に役立てること目的として、平成26年4月1日から平成30年3月31日までに当院整形外科にて手術治療が予定された患者の診療情報を用いて、周術期に発見あるいは発生した心血管疾患の種別、重症度、その転帰等について調査する。同定された疾患の種類、頻度、背景因子等に関して統計学的分析し、考察を加える。
研究における個人情報の取り扱い:本研究では診療情報より個人識別が可能な情報を取り除いた後に、新たに付与した番号にて識別し、年齢、性別、既往歴、現病歴、周術期に発見あるいは発生した疾患の種別、重症度、その転帰等を調査します。研究責任者ならびに当院整形外科医師が調査を担当し、研究責任者が診療情報について管理します。個人情報の他施設への提供はありません。研究成果の公開に際して個人識別可能な情報が用いられることはありません。

 

研究課題名:ベッカー型筋ジストロフィーの自然歴調査研究(筋ジストロフィー臨床試験ネットワーク加盟多施設共同研究)

研究責任者の氏名:国立病院機構まつもと医療センター脳神経内科 中村 昭則
研究の概要:ベッカー型筋ジストロフィーの自然歴を調査し生命予後の改善に寄与する予防(先制)医療に展開することを目的としています。筋ジストロフィー臨床試験ネットワーク加盟施設の共同研究であり当院は分担施設として参加します。平成2年以降に当院に通院した遺伝子診断のなされているベッカー型筋ジストロフィー患者の遺伝子診断の結果と診療録の情報を用いて、遺伝子型と表現型との関連性を調査するとともに、生命予後に大きくかかわる心筋症や中枢神経症状の発症、重篤化等の臨床データを集積し統計学的分析を行います。
研究における個人情報の取り扱い:本研究では新たに付与した番号にて識別した臨床調査個人票に個人識別が可能な情報を取り除いた経過、症状、検査値などの診療情報をまとめ共同研究の代表施設である国立病院機構まつもと医療センターに送付します。心電図に関しては個人識別が可能な情報を取り除き画像データを送付します。送付された情報は共同研究者(まつもと医療センターホームページ http://mmccenta.jp/media/2018/07/BMD_research_opt_out_20180701.pdf 参照)により解析されます。研究成果の公開に際して個人識別可能な情報が用いられることはありません。

 

研究課題名:剖検で確認された多系統萎縮症におけるゲノムワイド関連解析

研究責任者の氏名:所属施設 ミュンヘン工科大学 氏名 Günter U. Höglinger
研究の概要:本研究は多系統萎縮症における疾患感受性遺伝子を検索することを目的としています。ドイツのミュンヘン工科大学を主研究施設として、当院は分担施設として研究に参加します。日本では国立病院機構東名古屋病院、順天堂大学脳神経内科、海外では米国、カナダ、イギリス、ドイツ、フランス、スイス、チェコ、オーストリア、スウェーデン、オーストラリアの施設が分担施設となっています。研究の対象となる方は当院で病理解剖にご協力いただき多系統萎縮症と病理診断された方です。研究の方法としては凍結脳組織の一部をドイツの主研究施設に送付し、DNAを抽出し、正常対照者と比較します。
研究における個人情報の取り扱い:本研究では研究対象者毎に、新たに識別符号を与え、個人識別が可能な情報を取り除いた年齢、性別、身体所見、神経学的所見、画像所見、病理学的所見の診療情報と凍結脳組織を主研究施設であるミュンヘン工科大学に送付します。送付された凍結脳組織はミュンヘン工科大学でDNAを抽出し、キール大学の臨床分子生物学研究所にて解析されます。研究成果の公開に際して個人識別可能な情報が用いられることはありません。

 

研究計画名:デュシェンヌ型筋ジストロフィー患者の代替栄養法導入時期に関する多施設共同研究

(詳細は、添付の詳細内容をご覧ください。)

 

研究課題名:多施設共同レジストリによる脊髄性筋萎縮症成人例の長期フォローアップ研究

(詳細は、添付の詳細内容をご覧ください。)

 


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