看護部

看護部

認定看護師紹介

■感染管理認定看護師 

櫻井 幸子
活動場面

私が感染管理認定看護師(ICN)になって、今年で5年目となります。2020年6月からは専従として病院全体の感染管理を行わせていただいています。認定看護師を目指そうとしたきっかけは、感染リンクナースとして病棟スタッフの指導に携わったことでした。その中で、根拠を理解し行動変容するスタッフの姿を目の当たりに体験し、自分自身も感染管理への興味や関心が強くなりました。そして、患者と病院職員のために感染管理を実践できるスタッフを育てたいという思いから認定看護師を目指しました。
しかし、認定看護師になる道のりは準備から資格取得まで、約2年間の時間と努力が必要になります。当院では、看護師の「自己成長したい。スキルアップしたい。」という意欲に応えるべく、制度や精神面でのサポートが充実しています。安心して、現場を離れ学生としてしっかり学ぶことが出来ます。おかげで、複数の認定看護師が活躍しています。
現在、私が求められていることは、当院における全ての人を感染から守る活動です。感染管理は1人で行うものではなく、1人1人が興味や関心を持つことで知識を習得し、考えて実践できるチーム形成が大切だと考えています。私自身、院内を組織横断的に活動することが多く、多職種との連携に苦労する場面もありますが、ICNとして「みんなを繋ぐ役割」を大切に活動しています。

※動画をご覧になる方は下記をクリックしてください。
手指衛生について
感染経路について



■認知症看護認定看護師 

西川 菜央
活動場面

以前急性期病院に勤務していた時、脳卒中や認知症の患者さんと関わることが多くありました。認知症の方は、看護師の接し方も含め小さな環境の変化にとても敏感です。ケアによって徐々に活気を取り戻したり、穏やかに過ごせるようになった認知症の方を目の当たりにし、認知症看護のおもしろさを感じると同時に難しさも知りました。自分の行っているケアは本当に正しいのだろうか、もっと良い方法があるのではないかと思っていた時に現在の職場と出会い、認定看護師への挑戦を後押ししていただきました。
2018年に認知症看護認定看護師の資格を取得し、現在は地域包括ケア病棟に所属し専任として活動しています。週に一度認知症ケアチームの一員として、医師や医療ソーシャルワーカーなどコメディカルと協働し、院内を横断的に活動しています。看護部の認知症ケア部会の中で毎月事例検討や学習会を行い、看護の質向上に努めています。また、当院は認知症疾患医療センターとして地域の認知症ケアを支える役割も担っており、地域の方々と「顔の見える連携」を心がけています。
認知症ケアは一人ではできません。認知症の方だけでなく、そのご家族、ケアするスタッフの笑顔も大切にしながら支援していくことが私の目標です。認定看護師としてはまだまだ未熟ですが、これからも看護師をはじめ他職種と一緒に「その人らしさ」を大切に、もてる力を生かした看護を目指していきたいと考えています。

※動画をご覧になる方は下記をクリックしてください。
もの忘れ外来の紹介
今日からはじめる認知症予防~食事・運動・生活習慣~



■摂食・嚥下障害看護認定看護師 

由利 博美
活動場面

私が摂食・嚥下障害看護認定看護師を目指したのは、重症心身障がい児(者)病棟で、摂食嚥下障害のある患者さんに関わったことがきっかけでした。その患者さんに医師や栄養士、リハビリテーション科等と協働で関わり、患者さんが食事を摂取できるようになりました。その時に食事が摂取できるようになった事が嬉しかったとともに、多職種で関わることの重要性を実感しました。その後、認定看護師過程で学ぶきっかけを頂き、2013年に摂食・嚥下障害看護認定看護師の資格を取得しました。
当院には、神経筋疾患の患者さんが多く入院しており、摂食嚥下障害を抱える患者さんも少なくありません。そのため、週に2回耳鼻科医師による嚥下評価を実施しています。その結果をもとに、看護師スタッフと協働し患者さんの間接訓練や直接訓練、食事介助を実施しています。
以前、経口摂取ができるようになった患者さんから、「また食べられるようになって生きててよかった、食事がこんなにおいしいと思ったことはなかった」等の言葉を頂けたときは、認定看護師になってよかったと思いました。「食べることは生きること」という言葉はよく耳にしますが、今までの患者さんへの関りから、その言葉の重みを実感しています。今後も摂食嚥下障害を抱える患者さんが少しでも長く、安全に経口摂取ができるお手伝いができればと思います。

※動画をご覧になる方は下記をクリックしてください。
摂食嚥下
食事のむせについて



看護部活動報告




pagetop